JPN-CRT研究について
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ご挨拶
心臓再同期療法(CRT)は、心臓同期不全を有する心不全症例の標準治療となっています。しかし、その中でも30-40%は治療の効果が乏しいいわゆるCRT non-responderと報告されていること、我が国における大規模データがないことが問題となっています。現状を知り有効性の向上を目指すためには、単施設や多施設でも症例数が少ない研究では不十分であり、我が国独自の全国規模レジストリ研究が必要とされています。
本研究では、JROAD/JROAD-DPCのデータを利用し、CRT新規植込み患者に関する循環器疾患診療実態調査のDPCデータ(JROAD-DPC)の解析(研究A)及び全国レベルの後向き登録研究(研究B)を行うことにより、患者背景、治療内容、予後について調査検討し、CRT患者の予後に関わる因子におけるエビデンス構築を目的としています。
全国のCRT治療施設の先生方にはご多忙中、大変お手数をおかけいたしますが、CRT治療の発展のため、ご参加をご検討いただけますと幸いに存じます。
令和5年2月24日
研究代表者 草野 研吾
国立環器病研究センター